掃き溜めの落書き

赴くままの連辞

2月下旬:おまけ

 慣れというのは恐ろしいもので、初めどんなに重荷に感じていたことでも、いつしか負担に感じなくなる。映画を多く見るようになってから思うことだが、初め映画を一本見るだけでもかなり疲労感を感じたのに、今長めの作品を見てもなんとなく惰性で見ることができてしまって、映画を一本見たな〜と思うだけで頭を使っていない感じがすることが多くなった。堕落した生活を一日するだけでも体がそちらの方にどんどん傾いていって、努力なしに生活習慣を台無しにしてしまう。普段の生活の中にいかに自分が(無理をして)適応しているかを実感する。

 年が明けた時には気づかなかったが、この一年は普通より少しだけ長いらしい。気づいた頃にはそのおまけも通り過ぎてしまって、三月である。この特別感のなさは何だ。元日は毎年来るのに盛大に祝われて、2/29は四年に一回くらいしか来ないのにほとんど何もせずに通過する。Amazonセールでもしてくれてもいいじゃないか。何か祝日にかこつけて実利的な利益を得るイベントを欲しているだけだが。