掃き溜めの落書き

赴くままの連辞

2月上旬:映画館

 テストが終了して、晴れて長い暇のど真ん中に放り出された。ただぼんやりしながら惰眠を貪るのは効率的にも精神的にも不健全なので、今日何をしたか、明日何をしたいか、を軽くつけるメモを作った。

 『哀れなるものたち』を見た。作品自体は少し過激だったが色々なところに人間の不安定さ・自己中さ・理不尽さが散りばめられていたように思う。見て良かった。

 劇場で見たとき観客が自分含めて四人しかいなかった。近頃はサブスクサービスで映画を見ることが増えたし、YouTubeでShortsが流行るくらいだから短く短く情報を伝える動きが加速しているのかもしれない。

 いつか一人しかいない映画館で涙を流してみたいと思った。