掃き溜めの落書き

赴くままの連辞

11月上旬:せっかち

 なんやかんやあり遅くなってしまった。

せっかち

 将来の予定とか結果とかを早く求めようとしてしまう自分の悪い癖に気づいた。数学に関していえば何を専攻として選ぶかということで、また学部段階でそんな確固な意志なんてあるはずがないのに、自分が遅れをとっているのではないかと心配で、なんとなく教員のページを眺めてしまう。大学院どこに行くのかというとても時期尚早なことばかり考えて、早く行動を起こさないといけないと焦る。自分の選ぼうとしている道が正しい道であるかとか、今の自分の行動は正しいかみたいなことを、過剰に確認しながら(あるいは確認したふりをしながら)でないと生きていけない面倒な人間である。

 もっと日常的なことで言うと、(こちらの予定を勘案せずに)急に(移動を伴う)予定をつくられることがとても嫌いである。せっかちなので概ね半日先くらいまでは基本的にこういうことをしようかなというスケジュールがなんとなく決まっている。それなのにそれを無視して一方的にどこどこへ行こうと言われると全てを投げ飛ばしたくなる。駅から帰る時に何か買ってこい、くらいだったら全然いいのだが、家で課題するか〜と思っている時に何か買ってきて、と言うのは許せない。もう個人的な予定は決まっているので、あんまり無理を言わないでほしい*1と思う。

 金曜日の授業終わり、TGIFの四文字が頭を回りながらハッピーな気持ちで帰宅していたところで突如ケータイが鳴り、今夜塾に出られないかと聞かれた。断る真っ当な理由がなかったので最低な気分になりながら渋々出た。後になって聞いたのは担当者が体調不良で欠席を連絡したのが勤務開始時刻の一時間前だったらしい。自分以外の人間はさほど気にしていないようだったが、個人的にはもっと早く連絡できなかったか不思議でしょうがなかった。連絡してきた本人は本当に何も言ってこないので、むしろこれを気にする自分の方がおかしいのではないかとも感じ始めた。後になってからそのことに関して張本人から一言触れられたが、もうその頃には色々飲み込んでいたし、なんで今になって蒸し返すのかと思った。その上さらに話し方が偉い人に一言触れておけと指示されて今私喋ってますよという話し方だったから余計に不愉快だった。

 この話で自分のせっかちポイントは二つあり、一つ目は欠勤連絡が遅いことに腹が立ったことで、もう一つは(悪いことをしたと思ったのなら)より早く何か一言あってもよかったのではないか*2と思ったことである。ここまで書いて、中年以降になったときに若い人から煙たがられる人間になること間違いなしだなと思った。

*1:自分がたまに無理を言ってしまっているのは百も承知だけど、できるだけ避けているつもり。

*2:もしくは 悪いことをしたなんて微塵も思っていなかったのならむしろ何も言わないでほしかった。